糀屋ファクトリー2020.7.23

木桶の味噌 ~残り2本の旅立ち~

昨年修理をして頂いた味噌用の木桶2本は現在、新たなサイクルで醸造を行っています。

 

気を配り管理に敏感になりながらも、やはり木桶ならではの違いを、香り・色・発酵具合などなど様々な面で感じることができます。

 

 

面白い!そして感慨深い!

 

発酵という奥深い世界がいろいろな角度から多角的に見つめられ、その先にあるストーリーがどんどん枝分かれして、人間の暮らしに収まるその一連のつながりが発酵の魅力だと感じています。

 

便利になって文明がすすんで、木桶を作る職人さんが今や風前の灯火だとしても、人間の暮らしと発酵はこれからも変わらず続いていくわけですから、

 

発酵に関わるサイクルや物語をいつでも思い出しては忘れないように、これからも木桶を大切に使い続けていきます。

 

 

今回また残りの2本の木桶が修理に旅立ち、数か月後生まれ変わってきてくれます。

 

わざわざ大阪から引き取りに来て下さった職人さんもびっくりなスムーズな搬出。(笑)

 

前回の事があったので、相当覚悟して来て下さったようです。(笑)

 

さすがに私たちも同じ轍は踏むまいと搬出場所を変えました。最初からこの場所を使えば良かったです・・・

 

記事参照→ 糀屋だより2019.3月「大桶の修理」

 

 

またしばらく、ピカピカの大桶を楽しみに待ちたいと思います!