商品紹介2024.4.5
味噌玉の受注生産【風味濃厚・昔造りの玉造りみそを仕込む】
桜の季節は味噌造り最盛期。
ありがたいことに毎年多くの方々に商品を手に取っていただき、熟成中のお味噌の在庫が見え始めてきましたので
(とはいえ、5トンの大桶数本~という単位ですが(;^^))
ペースアップして「お味噌が足りない!」ということだけはないように必死に仕込んでいます。
須坂市や近郊の地域での味噌造りがゴールデンウイークあたりまでがシーズンということもあり、
連休に帰省されるお子さまやお孫さんたちと行う慣例行事のために、今月は糀屋さんのお仕事も励みます!
ここで一つご紹介したいのが、家族や隣近所が寄り集まって仕込む昔ながらの味噌造りのこと。
昔の味噌の味は近年主流のさっぱりな甘口味とは違って、風味の強い濃厚な味わい。
なぜそのような濃い味わいになるのかというと、それは【大豆の発酵】がポイントとなっているからです。
米から糀を作るときには専用の種麹を振りかけて使用しますが、
大豆もまた専用の種麹を使って発酵させる「味噌玉」の工程を経ているのが昔流。
(本当の大昔は自然にいる空気中の菌を利用したそうですが、その話はいつかまた。)
この「味噌玉」を使用した味噌は玉造りみそと呼ばれ、信州の赤味噌というジャンルに入ります。
八丁味噌を代表する一般的な赤味噌(豆味噌)といわれる種類も大豆を醸して作りますよね!
それと同じで、米だけでなく大豆も糀にして仕込むやり方です。
味わいがとても濃厚になり、独特な風味とどれとも似つかない個性のある力強い美味しさ。
チーズのような味わいとでもいいましょうか、、、しっかりと乳酸発酵していて旨みを感じることができます。
インパクト大!クセになる味の玉造りみそは、日々のお料理や深みを出したい時に使う合わせ使いにもピッタリ!
豚汁やもつ煮、魚料理の味付けや臭み消しのメリットもある唯一無二のお味噌です。
どこか懐かしい美味しさのお味噌なのですが、
昔ながらの「味噌玉」を使った玉造りみそは手間も時間もかかり、今でも続けているご家庭は残念ながらごくわずかとなりました。
といった時代背景もあり、この玉造りみそをご家庭で仕込まれる方用に「味噌玉」の販売を行っています。
受注生産という形で今年の販売がスタートしており、今からご注文頂けますとゴールデンウイークに間に合います。
いつもと違った味の種類で、お味噌料理のバリエーションも増えて楽しいですよ。
一年分手造りをされる方もお試しで作ってみたいなという方も、ぜひお手に取っていただき発酵の奥深さを楽しんでください(^^♪
↓詳細はオンラインショップページをご覧ください↓
2024.8.31糀屋ファクトリー
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2024.7.31商品紹介