先日「糀屋ファクトリー　出張みそ造り教室」でお年寄りとみそ仕込みを行いました。

人生の先輩方ですから私たちが教えるまでもないのですが、今となっては家庭で仕込むことがあまりなくなったみそ仕込みを昔を思い出しながらおこなって頂く良い機会として、私たち味噌屋がほんの少しお手伝いさせていただきました。

「昔はお米が貴重だったから、麦の糀をたくさん入れてつくったもんだ。」

「朝から集まって4斗分をみんなで仕込むんだよ。」などなど。

昔を思い出されながら、楽しそうに参加される様子はとても印象的でした。

一緒に作業を行ったお子さんや若いモンは、慣れない仕事におっかなびっくりの様子。

100歳のお年寄りのほうがすすんで手際よく行っておられました。笑

人生を重ねた分だけいろんな経験をし、良いことも苦い経験も大きい心で受け止めて過ごされるお年寄り方に、偉大だなぁ…と心から感じた一日。

そんな方々が日々、そして毎年当たり前のように造っていたおみそは、これからの子供たちに受け継ぎ日本の食卓に欠かせない伝統食として伝えていくべきもの、と改めて感じました。

次回、「続・ほれ、みそ仕込みやるど～」に続きます。