糀屋の想い

本物の味を手作りで醸し続ける蔵

明治二(1869)年創業の糀屋本藤醸造舗は
信州の豊かな自然の中で、糀から手造りする創業当時からの製法を大切に守り続け、
こだわりの味噌づくりを行う蔵です。

どんなに時代が変わっても先人の知恵と技術を未来に残したい。
利益や効率を求めるよりも、自分たちの目が届く範囲で、自分たちの手で責任を持って造りたい。
本当のおいしさ、本来の味わいをお届けしたい。

そんな想いから糀屋本藤醸造舗では
国産原料100%使用、手造り・木桶仕込みにこだわり、
土地の風土を活かした天然醸造で「本物」の味を追求し続けます。

職人の写真

ブランドロゴについて

中央の「本」の文字は、二つの意味が込められています。

一つは創業者本藤愛治の姓にちなみ「本藤」の「本」。糀から全て人の手で味噌づくりを行う当蔵では先代から受け継いできた「人」と「知恵」、「技術」こそが、かけがえのない財産です。

二つ目の「本」は「本物」であることの誇りとこだわり。間違いのない原料を使って本物の味を醸し続ける、という私たちの志の表れです。

周りを囲む円は、当蔵が守り続ける28石(5トン)の大きな「木桶」をモチーフにしたもの。大量生産に不向きで管理に手間がかかる木桶をあえて使い続けるのは木桶でしか出せない、まろやかさと味噌本来のおいしさを届けたいからこそ。どんなに時代が変わっても、私たちは伝統の製法と本物の味を守るという想いが、このロゴマークに込められています。

ロゴマーク

店主のご挨拶

2013年10月、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。和食に用いられる調味料には、味噌・醤油・酢・みりん・かつお節等の発酵調味料があり、その多くが”こうじ”の発酵の力によるものです。
中でも味噌は四季折々の季節の食材と共に、日本の日常の食卓にみそ汁として登場してきました。
日本食が世界に注目されている今、糀屋では伝統を守りながら丁寧に造った本物の良さを多くの人に知って欲しいと思います。そして、より一層、素直に造り続ける事が、和食の源である味噌・醤油・こうじ造りに携わる者の心得と考えます。

店主写真

本藤愛治物語 みそ造りのはじまり

糀屋本藤醸造舗は明治二年(1869年)に初代本藤愛治が「本藤糀屋」を設立したことから始まります。江戸時代に酒蔵で麹の技術を学んだ愛治は、酒・醤油・みそ造りの決め手となる麹醸造業を創業。
明治時代中期、みそや醤油は家庭で大豆や麹を仕入れて手造りするものでしたが、麹の醸造・販売だけで満足できなかった二代目市蔵は自らみそ・醤油の製造を始めます。
昭和三六年(1961年)三代目守信は有限会社糀屋本藤醸造舗を設立し、みそ・醤油の本格的な製造に取り組みました。

本藤愛治物語 写真01
本藤愛治物語 写真02
本藤愛治物語 写真03

会社概要

商号 有限会社糀屋本藤醸造舗
代表取締役 本藤浩史
資本金 300万円
創業 明治2年
創立 昭和36年11月
事業内容 味噌・醤油・漬物・納豆・白糀・甘酒・各種ビン詰・等の製造販売
取引銀行 八十二銀行 須坂支店
長野県信用組合 須坂支店
所在地 本社・工場
〒382-0031 長野県須坂市大字野辺1366番地
TEL 026-245-0456
FAX 026-251-2411
敷地・建物 本社・工場    店舗
敷地 1968㎡   474㎡
建物 825㎡   274㎡

糀屋イラスト

糀屋の歩み(沿革)

明治2 年 初代本藤愛治が、須坂市穀町にて白糀を製造する。
「本藤糀屋」を創業。
明治4 年 長野縣上髙井郡役所に於いて、糀物品販売業の許可を得る。
明治30年 みそ・醤油の製造を始める。
昭和9年 高水麹組合主催第三回麹持寄研究會 二等賞受賞。
昭和14年 高水麹組合主催第五回麹持寄研究會 一等賞受賞。
昭和36年 3代目本藤守信が、「有限会社 糀屋本藤醸造舗」を設立。
昭和40年 第15回長野県みそ品評会において、長野県知事賞受賞。
昭和42年 須坂市村石町に、工場を移転。
納豆・野沢菜漬の製造を始める。
昭和45年 第20回長野県みそ品評会において、長野県知事賞受賞。
昭和60年 香辛調味料 七味どうらくが、
第25回全国推奨観光土産品として認定される。
昭和62年 調理みその春いちばん・とうがらしみそが、
第27回全国推奨観光土産品として認定される。
平成5年 4代目本藤浩史が、代表取締役社長に就任。
平成6年 本年度より、郵便局の全国ふるさと小包“ゆうパック”に、参加登録する。
第44回長野県みそ・しょうゆ品評会 特殊みそにおいて長野県味噌工業協同組合連合会 理事長賞受賞。
平成9年 平成8年度「ふるさと小包」の推奨を受ける。
平成11年 明治時代の建築様式を取り入れ、2階には多目的ホールを備えた店舗兼事務所が完成。
代表取締役 本藤浩史が検定を受け、1級みそ製造技能士となる。
また、平成10年度の長野県技能競技大会において、1級みそ製造職種 知事賞(第1位)を受賞。
平成12年 第50回長野県みそ・しょうゆ品評会 赤色系粒において長野県味噌工業協同組合連合会 理事長賞受賞。
平成13年 第51回長野県みそ・しょうゆ品評会 赤色系粒において長野県知事賞受賞。
第44回全国味噌鑑評会において、社団法人中央味噌研究所理事長賞を受賞。
平成14年 第52回長野県みそ・しょうゆ品評会 赤色系漉しにおいて長野県知事賞受賞。
平成15年 第53回長野県みそ・しょうゆ品評会 淡色系漉しにおいて長野県味噌工業協同組合連合会 理事長賞受賞。
第46回全国味噌鑑評会において、全国味噌工業協同組合連合会 会長賞を受賞。
平成16年 第54回長野県みそ・しょうゆ品評会 淡色系粒において、長野県知事賞受賞。
ステンレス製蒸煮缶・ステンレス製洗穀機・ステンレス製定量充填機を設備する。
平成17年 第55回長野県みそ・しょうゆ品評会 淡色系漉しにおいて、長野県知事賞受賞。
平成18年 第56回長野県みそ品評会 赤色系粒において、全国味噌工業協同組合連合会 会長賞受賞。
第49回全国味噌鑑評会において、(社)中央味噌研究所 理事長賞を受賞。
平成19年 第57回長野県みそ品評会 赤色系漉しにおいて、長野県知事賞受賞。
第50回全国味噌鑑評会において、全国味噌工業協同組合連合会 会長賞を受賞。
第50回全国味噌鑑評会において、永年出品工場の表彰を受ける。
平成20年 第58回長野県みそ品評会 赤色系漉しにおいて、長野県知事賞受賞。
第51回全国味噌鑑評会において、全国味噌技術会 理事長賞を受賞。
第51回全国味噌鑑評会において、代表取締役 本藤浩史が優秀技術者表彰を受ける。
平成21年 第59回長野県みそ品評会 淡色系漉しにおいて、長野県知事賞受賞。
第52回全国味噌鑑評会において、鑑評会審査長賞を受賞。
ステンレス製 非加熱移動型味噌漉機とステンレス製台車を設備する。
平成22年 第60回長野県みそ品評会 淡色系漉しにおいて、長野県知事賞 最優秀賞(第1位)を受賞。
第53回全国味噌鑑評会において、全国味噌工業協同組合連合会 会長賞を受賞。
小型貫流蒸気ボイラ一式を設備する。
平成23年 第61回長野県みそ品評会 淡色系漉しにおいて、長野県知事賞を受賞。
第54回全国味噌鑑評会において、(社)中央味噌研究所 理事長賞を受賞。
東日本大震災に際しての災害援助に対して、農林水産大臣より感謝状の贈呈を受ける。
平成24年 第62回長野県みそ品評会 淡色系Ⅱ部において、長野県知事賞を受賞。
第55回全国味噌鑑評会において、鑑評会審査長賞を受賞。
第55回全国味噌鑑評会において、代表取締役 本藤浩史が優秀技術者表彰を受ける。
ステンレス製ベルトコンベアとステンレス製小型充填機を設備する。
平成25年 第63回長野県みそ品評会 淡色系漉しにおいて、長野県知事賞 優秀賞(第2位)を受賞。
第56回全国味噌鑑評会において、(社)中央味噌研究所 理事長賞を受賞。
平成26年 第64回長野県みそ品評会 淡色系Ⅱ部において、長野県知事賞を受賞。
第57回全国味噌鑑評会において、(社)中央味噌研究所 理事長賞を受賞。
長野県百年企業信州の老舗>表彰を受賞。
平成27年 第65回長野県みそ品評会 淡色系濾しにおいて、長野県知事賞 優秀賞(第2位)を受賞。
第58回全国味噌鑑評会において、(社)中央味噌研究所 理事長賞を受賞。
平成28年 第66回長野県みそ品評会 淡色系濾しにおいて、長野県知事賞を受賞。
第59回全国味噌鑑評会において、(社)中央味噌研究所 理事長賞を受賞。
第59回全国味噌鑑評会において、代表取締役 本藤浩史が優秀技術者表彰を受ける。
平成29年 第67回長野県みそ品評会 淡色系Ⅱ部において、長野県知事賞 優秀賞(第2位)を受賞。
第60回全国味噌鑑評会において、(社)中央味噌研究所 理事長賞を受賞。
プレハブ冷凍庫を設備する。
平成30年 代表取締役 本藤浩史が、長野県味噌工業協同組合連合会理事長から
平成29年度 優秀技術者表彰(信州味噌の名工)を受賞。
ステンレス製放冷機・種付機・ベルトコンベアを設備する。
第68回長野県みそ品評会 淡色系Ⅱ部において、長野県知事賞 優秀賞(第2位)を受賞。
第61回全国味噌鑑評会において、全国味噌工業協同組合連合会会長賞を受賞。
代表取締役 本藤浩史が、厚生労働省「平成30年度 ものづくりマイスター」に認定。
令和元年 代表取締役 本藤浩史が、公益財団法人 日本醸造協会から
令和元年度 日本醸造協会醸造技能者表彰を受賞。
第69回長野県みそ品評会 淡色系Ⅱ部において、長野県知事賞 優秀賞(第2位)を受賞。
第62回全国味噌鑑評会において、農林水産省食料産業局長賞を受賞。
第2回長野県甘酒鑑評会において、長野県知事賞 最優秀賞(第1位)を受賞。
令和3年 第4回長野県甘酒鑑評会において、長野県知事賞を受賞。